■ 家族が増えるので、もっと部屋数のある広いお家に買い替えたい
■ 子どもが成長し、手狭になってきた
■ (逆に)お子さまが成長し独立、広すぎる、、、
■ 戸建からマンションに住み替えたい、、、その逆

などなど住み替えの動機は様々です。

マイホームの買い替え(住み替え)は何から始めるのがいいのでしょう?

お家の買い替え、何を優先する?

次のお家購入でしょうか?

答えは、
そうとは限りません。

以下の方にはお家の買い替えに際し次のお家購入を先行することはおススメしません。

・現在のお家の住宅ローンが残っている方

・現在のお家を売却した代金で次のお家を購入しようとお考えの方

売り出し価格や近隣相場・現在のお家の状態にもよりますが、不動産の売却には、平均2~3ヶ月ほどの期間が必要です。

次のお家購入を優先したものの、想定していた期間内で物件が売れなかった場合は、売れるまで2つのローンを支払う期間が発生してしまいます。
また、想定していた売却価格が下がってしまった場合は、資金計画が大きく狂うことにもなります。
住宅ローンの残債を売却代金で支払う計画で購入を先行していた場合、資金調達ができないといったリスクもあるということです。

そんなリスクを避けるためにも、まずはご売却を優先した行動をされることをおススメします。
理想のお家購入ができたとしても、金銭的に追い詰められる暮らしが待っているとしたら、買い替えた意味がありません、、、

一方、金銭的に余裕のある方や住宅ローンの残債がない方は、資金計画が大きく狂うリスクがないと言えますので、次のお家購入の先行がおススメです。

物件探しを先行した場合

例えば、インターネットで気になる物件を見つけ掲載会社に連絡 → 内覧 → めちゃめちゃ気に入り → 購入に前向きになった、とします。

担当の不動産営業マンは、物件を気に入り購入に前向きなお客様がいたとしたら、どうでしょう?何とかしてその物件を購入してもらえるよう話しを進めてきます。→これ当然ですよね。

そして購入に前向きなお客様には、「購入できるお客様なのか?」を確かめるために、資金計画(お金)について質問します。

(現在の持ち家をキャッシュで購入している・持ち家の住宅ローンの残債がない方は別です
住宅ローンが残っている(お支払中)だとすると、次のお家を購入するためには現在の持ち家を売却する必要があります。(例えお客様が2つの住宅ローンを支払える資力のある方だとしても、住宅ローンを2つ組むことができないからです。)
となると、、、
次は、現在の持ち家のご売却の話題になるでしょう。

買い替えの場合の売却方法

買い替えの場合は(次に購入される物件にもよりますが)次の2つの買い取りパターンを勧められます。

・営業マンの会社が買い取る
・買取再販の不動産会社に紹介(仲介)する

こうなると、一般的に流通している市場価格の7割前後の査定額(買取価格)になってしまうことが一般的です。物件によっては6割ほどになることも、、、

不動産は「縁とタイミング」、気に入ったお家(不動産)って早々見つからないのが世の常です。
が!かと言って「売れてしまうかも知れない!」と購入を急いで進めてしまうと、現在の持ち家を安い金額で買い取られてしまう可能性があるということなんです。

買い替えを検討しているとは言え、ご家族との思い出やお客様の思い入れのある大切な我家(資産)です。安い金額で買い取られてしまうのはとても残念で凄く勿体ない話です、、、

損をしない買い替え(住み替え)とは?

まず、持ち家はいくらくらいで売却できるのか?をご自身で下調べ(相場観をつかむ)することをおススメします。不動産の物件検索サイト等で色々検索してみると、近隣相場や持ち家の相場観がつかめ提示された査定額が妥当かどうかの判断ができるはずです。
そして、相場感がつかめたら、安易に不動産一括査定サイトを利用するのではなく、まずは地域にある不動産会社2~3社に売却相談されることもおススメします。

不動産一括査定サイト、注意しておくこと

次に、不動産会社に買い取ってもらうなら、高くご売却できる可能性のある「買取保証付き」を検討してみてください。

「買取保証付き」とは、一定期間(例えば3ヶ月)一般消費者への販売活動する期間の猶予をもらい、その約束の猶予期間を過ぎた時に、予め合意した金額で不動産会社に買い取ってもらう方法です。

一定期間でも、相場価格で売出すことができる一般消費者への販売活動なら高く売れる可能性があり、一定期間内に売れなかったとしても買い取ってもらえる保証が付くので次のお家の購入を進めることができるので安心です。

それでも、
「3ヶ月後って?!気に入ったお家が売れてしまうやんか、、、💦」と思われる方は、売主様に猶予いただけるようご交渉を行うことも可能ですので、是非ご相談ください。

不動産の買い替えでお困りではありませんか?

不動産に関する不安や心配事は私たちにお気軽にご相談ください。
「他社で持ち家を査定してもらったけど金額に不満、、、」「他社に売却を依頼しているけど、なかなか売れない、、、」「そもそも担当者とそりが合わない、、、」etc
そんなお客様は、弊社をセカンドオピニオンとしてご利用いただくことをお勧めしています。

買い替えをご検討し始めたお客様や売却を依頼する不動産会社選びに迷われているお客様は、目的に合わせた売却プランを提案する「T・Mプランニング(株)」にご相談ください。

マンション・一戸建て・収益物件問わず安心してお任せいただけます。
※「不動産と終活」のご相談や、「空き家・空き地の活用方策」のご提案も承っております。

この記事を書いたのは…

イラスト

富岡千賀子
Tomioka Chikako

不動産会社としてお客様の家探しを手伝う傍ら、「大阪府宅地建物取引業協会」が定期的に区役所などで開催する不動産無料相談会の相談員として多くの人の悩みにアドバイスしている。宅地建物取引士ほか、管理業務主任者、公認不動産コンサルティングマスター、賃貸経営管理士など多くの資格を持つ。
T・Mプランニング株式会社代表。