☑物件探しのために何社かの不動産会社を訪ねてみたけど、同じ物件を紹介された。
☑インターネットで物件検索をしていると、同じ物件が色んな不動産会社から掲載されている。
「そんな経験ありませんか???」
実は、不動産会社間では、「REINS(レインズ)」と呼ばれるネットワークシステムによりパソコンまたはFAXを用いてリアルタイムで物件情報の交換が行われています。
会社の規模やネームバリューに関係なく、豊富で新鮮な情報をリアルタイムでお客様に提供することができるこの「レインズ」のことを知っておきましょう。
REINS(レインズ)=指定流通機構
不動産の物件情報交換のためのコンピューター・ネットワーク・システム「REINS(レインズ)」は、「Real Estate Information Network System」の略語で、公益財団法人不動産流通機構が運営するシステムです。
でも、、不動産会社の規模によって情報量や質に違いや差があるんでしょ??
大手不動産会社の方が情報量は多いだろう、、、とか、街の小さな不動産屋さんには物件情報があまりないだろう、、、とお考えでしたらそれは間違いです。
今や「REINS(レインズ)」により、どの不動産仲介会社においても取扱物件の情報に差はありません。
テレビCMで見かける大手不動産会社も、街の小さな不動産屋さんも、このレインズの同じ情報をリアルタイムで検索できるおかげで、情報の量や情報の質に違いや差がなくなりました。
REINS(レインズ)は検索できないの?
レインズ、僕も検索したいな~
✅指定流通機構に会員登録している不動産会社しか利用できません。
宅地建物取引業法に基づき、国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」である全国で4つの公益社団法人や公益財団法人によって運営されているコンピューター・ネットワーク・システムREINSは、会員の不動産会社しか利用できない不動産会社間の専用情報サイトです。
不動産会社のみが閲覧できるシステムなので、残念ながら一般のお客様は閲覧することができません。
不動産会社間では、お互いに「守秘義務」を前提として多くの不動産に関する情報の交換が行われます。問題が生じた時に責任の所在を明確にする意味でも、免許を受けた不動産会社(宅地建物取引業者)でなければ利用できないことになっています。
REINS(レインズ)にできること
【不動産会社間の物件情報の交換】
レインズの物件情報は大きく分けて売買と賃貸にカテゴリーされています。
売買を例にすると
指定流通機構に会員登録をしている不動産会社が、不動産の売却依頼を受けると、そのお預かりした売却物件の情報をレインズに登録し、広く購入希望者を募集します。
一方、指定流通機構に会員登録をしている不動産会社が不動産購入を希望するお客様の物件探しを依頼された場合は、レインズで物件の検索をします。
売却あるいは購入の依頼を受けた不動産会社間で、REINS(レインズ)のシステムを利用した物件情報の提供と物件情報の検索がリアルタイムで行われているという訳です。
※売却の依頼を受けた不動産会社が、専属専任媒介・専任媒介のいずれかを締結した場合は、売却不動産の物件情報をこのレインズへ登録(掲載)することが宅地建物取引業法により義務付けられています。
【過去にいくらで売れたか?などの成約価格などが調査できる】
専属専任媒介もしくは専任媒介契約でお預かりしたレインズ登録物件が売れた場合、いつ(成約年月日)・いくら(成約価格)で売れたか、などの情報を成約事例として登録しなくてはなりません。
私たち不動産会社は、この「いつ」「いくらで」「どこの」「どんな物件」などの情報(成約事例)が積み重なったものを取引事例比較法として、お家やマンション・土地などの査定方法の一つとして利用しています。
おおよその相場価格の査定方法、いわゆる机上査定です。
【レインズに登録されない物件もあるの?】
売主様が希望した場合を除き、専属専任や専任媒介でお預かりした売却依頼物件をレインズ登録しないのは、義務違反ということになりますが、売却を受けた不動産会社が恣意的にレインズ登録しない「囲い込み」と呼ばれている物件が残念ながら存在します。※「囲い込み」については改めてご説明します。
「囲い込み」以外で、相場よりも安かったりする業界で言うところの「おいしい物件」なんかは、レインズに登録する前(媒介契約締結前)に不動産会社が直接購入しているのではないでしょうか、、、不動産会社としてもそんなおいしい物件を、一般のお客様に紹介することはないかも、、、💦
レインズをフル活用
T・Мプランニングでは物件情報を共有するネットワークシステム「REINS(レインズ)」をフル活用することにより、不動産購入をご検討されているお客様のご希望に沿った物件情報を素早く検索し、最適な物件のご提案をしています。
レインズに掲載されている売物件情報は、一般公開不可の物件も含め、全てオープンにご紹介します。
もちろん当社は会員登録なんて必要ありません。
今や不動産流通機構「REINS(レインズ)」によってリアルタイムで物件情報が共有されているため、どの不動産会社に頼んでも情報量に差がない、ある意味差別化しづらい構造になっているとも言える不動産業界。
だからこそ、会社の規模やネームバリューで選ぶのではなく、相性の良さ、サービスの質、不動産知識、不動産取引の経験、信頼性、そしてお客様の立場に立ちどれだけ柔軟な対応をしてくれるかなどを基準に、あなたが「この会社なら・この人なら、頼みたい」と思える会社・担当スタッフ(宅地建物取引士)選びが、満足度を分ける重要なポイントになると言えます。